2025年シーズンのSUPER GTが4月12日(土)、13日(日)に岡山県美作市の岡山国際サーキットで開幕を迎えたが、それに先立ち、今季のSUPERGTについてプロモーターのGTAからさまざまな発表があった。
まず、大会スポンサーは引き続きオートバックス・セブンがシリーズタイトルスポンサーとなり、全8レースが開催される。また、新たにオフィシャルスポンサーとして3社の紹介があった。

霞ヶ関キャピタル株式会社はSEVEN X SEVEN(セブンバイセブン)の名前でGT300全マシンのフロントウインドウ上部に表示される。またGT300クラスに参戦する666号車のチームスポンサーをする。
この霞ヶ関キャピタルはホテルや物流施設の開発などを行なう不動産デベロッパーだ。「ラグジュアリーを遊べ」をキーワードに石垣島と福岡県の糸島にホテルを建設し事業展開を始めており、さらに規模拡大を進めている会社だ。
そしてテンプスタッフやDudaなどで知られる総合人材派遣会社のパーソルクロステクノロジー株式会社もオフィシャルスポンサーに名を連ねた。
さらに、株式会社ピラミッドも今季よりオフィシャルスポンサーとなった。ピラミッドはGT300クラスの65号車をスポンサーして12年経つが、ピラミッドのLEONレーシングをスポンサーをする雑誌LEONの発行元、主婦と生活社と同グループということだ。

これらのスポンサーを得てSUPER GT2025が開幕を迎えた。
レースフォーマット
そして今季導入の新しいルールやレースについての説明があった。
まずはレースフォーマットで開幕戦の岡山は300kmレースで、他に300kmで競われるのがSUGO、SUZUKA、もてぎで、最終戦のもてぎも300kmレースになる。そしてオートポリスと5月の富士スピードウェイは3時間レースで行なわれ、8月の富士スピードウェイはスプリントレースを予定しているという。
このスプリントレースは現在検討中ということで、さまざまな意見が出ている中、土曜、日曜でそれぞれ決勝レースを行なう。SUPER GTは通常2名のドライバーでレースを行なう耐久レースだが、それぞれのドライバーがスプリントで競う方式を取り入れる予定だ。
まだ詳細は未定ということで5月の第2戦終了時点で詳細が発表される予定だ。
そして第3戦は6年振りに海外戦が開催される。マレーシアのセパンサーキットで木曜、金曜に公式練習があり、金曜の午後に予選、土曜日決勝というフォーマットが予定されている。ただし、GT500、GT300合わせて43台のエントリーが今季はあるが、ピット数の関係でマレーシアは33台で競うことになり、シリーズポイントは有効ポイント性を導入して対応する。
国内でもっとも集客数の多いSUPER GTシリーズは、今季も新たな取り組みを行ない、クルマの楽しみ方の一つとしてより注目されるレースを目指し、進化を続けている。