スバルは2025年6月12日、4代目となる新型軽自動車ハイトワゴン「ステラ」を発表した。
7代目ダイハツ ムーヴのOEMモデルであるステラは、ムーヴと同様に従来設定されていた「ステラ カスタム」は廃止されている。

新型ステラは、リヤ・スライドドアの採用や先進安全機能の進化、スタイリッシュなデザインなどにより、全方位で商品力を高めている。グレード展開は、「L」、「G」、「Z」、「ZS」の4グレード展開。そして「G」、「Z」、「ZS」には利便性に優れたパワースライドドアを採用している。
パワートレインは、最高出力52psの3気筒自然吸気エンジンと、最高出力64psの3気筒ターボエンジン(「ZS」グレードのみ)のラインアップで、いずれもFFと4WDが選択できる。

エクステリアは、フロントグリルからヘッドランプまで連続性をもたせたワイド感のあるデザインで、スマートな縦型リヤコンビネーションランプを採用している。サイドビューは、水平に軸を通した分厚いボディに、より安心感のあるスタイリングとなっている。

インテリアは、上質感と快適な室内空間を表現するため、シートをインパネやドアトリムとともにカラーコーディネートし、調和のとれたインテリアとしている。さらに、ディスプレイを低い位置にレイアウトすることで、インパネ上面をすっきりとさせ、見晴らしの良い視界を確保している。

パッケージングでは、従来型より室内長を拡大し、前後席の距離を広げることで居住性を向上。また、荷室の開口部の高さと幅にゆとりをもたせ、従来型より荷物の積み下ろしをしやすい設計としている。
また「G」、「Z」、「ZS」グレードにはパワースライドドアを採用。アクセスキーをもって車に近づくとドアが開くウェルカムオープン機能を搭載している。さらに、ドアが閉まった後に自動で施錠することができるタッチ&ゴーロック機能、半ドアから自動で全閉するイージークローザー機能を搭載。
インフォテイメントは、スマートフォンでナビや音楽アプリなどを使うことができるスマートフォン連携9インチ・ディスプレイオーディオをオプション設定している。
安全システムは、ステレオカメラ式のスマートアシストを採用。従来型に対し、衝突回避支援ブレーキ機能が作動する速度域を拡大。また、カメラの性能向上により、車両だけではなく夜間の歩行者の検知も可能とし、ドライバーへ注意喚起を促す。衝突の可能性が高い場合には被害抑制ブレーキ制御が機能する。さらに、誤発進抑制機能(前方・後方)にブレーキ制御機能を追加している。
全車速追従機能付ACC(アダプティブクルーズコントロール)や、車線の中央をを維持するためステアリング操作をアシストするレーンキープコントロールを「ZS」に標準装備し、「Z」はメーカーオプションに設定している。

価格
ステラ L:135万8500円(FF)/148万5000円(4WD)
ステラ G:152万3500円(FF)/165万円(4WD)
ステラ Z:180万4000円(FF)/193万0500円(4WD)
ステラ ZS:193万0500円(FF)/205万7000円(4WD)