スバルは2025年10月29日、トヨタと共同開発したCセグメントEV「ソルテラ」を大幅改良し、11月27日から受注を開始すると発表した。

今回の改良はすでに発表しているトヨタ bZ4Xと同様に、フロント、リヤのデザインを変更するとともにEVとしての先進性と実用性をより向上させている。

エクステリアは、新デザインのヘッドランプとフロントバンパーを採用。フロントとリヤのホイールアーチモールは、標準仕様をブラック塗装に変更し、メーカー装着オプションにボディ同色の仕様も設定することで、より都会的で洗練されたデザインとしている。
さらに、発光式の「六連星」オーナメントと「SUBARU」ロゴの入ったリヤゲートガーニッシュを採用することで、Sブランドの存在感を強調。

インテリアは、インスツルメントパネル全体でシンプルな横基調の造形を施し、居心地の良さを感じさせる開放的なデザインとしている。「ET-HS」の本革シートには、ブルーを基調としたナッパレザーを採用し、スポーティなイメージのインテリアに仕上げている。また、14インチの大型ディスプレイを全グレードに標準装備し、車両情報やハードスイッチをディスプレイ内に集約することで、よりシンプルで使いやすいコックピットとしている。


電池・充電性能では、リチウムイオンバッテリー容量の拡大やインバータ制御の改良により、航続距離を最大746kmへ大幅に伸長。さらに、寒冷時などでのバッテリープレコンディショニングの装備により、低温時において、充電量10%から80%までの急速充電時間を約28分に短縮するなど実用性を向上させている。
走行性能では、モーターの高出力化により、FWDでは165kW、AWDでは252kWのシステム最高出力を実現し、加速性能を向上。また、サスペンションや電動パワーステアリングのセッティングと、新たなAWD制御の採用により、様々な路面でドライバーがより意のままに操れる走りを実現している。

価格
ソルテラ ET-SS FWD:517万円(税込み)
ソルテラ ET-SS 4WD:561万円(税込み)
ソルテラ ET-HS 4WD:605万円(税込み)













