2016年6月5日、イギリスのオウルトンパーク・サーキットで開催されたイギリス・ツーリングカー選手権(BTCC)第4戦で、BMRレーシングのスバル・レヴォーグが、予選でポールポジションを獲得し、レース1で初優勝を飾った。
スバル本社がオーソライズし、スバルUKがサポートするBMRレーシングの4台のレヴォーグは、今シーズンからBTCCに出場しているが、第2戦で燃料漏れによる火災が発生したため、第3戦を欠場して燃料デリバリーパイプの改良を行なった。
そして満を持して今回の第4戦でレースに復帰したのだ。予選結果を見れば分かるようにC.ターキントンがポールポジションを獲得しただけではなく、J.プレイトも6番手に入っている。
16周で行なわれるレース1はターキントンが2番手に2.5秒差を付けて優勝し、J.プレイトが3位。さらにプレイトはファステストラップも記録しているから、レース結果はまぐれではない。そしてレース2では優勝したのはBMW125iだが、レヴォーグは2、3位を占めた。そして抽選制のリバースグリッドで行なわれるレース3では、プレイトのレヴォーグが3位、ターキントンが7位となっている。
イギリスでのツーリングカーレース仕様のレヴォーグの仕上がりは予想以上に順調で、ドライバー・チャンピオンはもちろん、マニファクチャラーズ・チャンピオンも期待できそうだ。