スバルは2021年11月18日、レヴォーグのアイサイト制御プログラムとVDCの制御プログラムに不具合があるとしてリコールを届け出た。
この不具合はアイサイトの制御に関しては145件の市場からの報告により、VDCの不具合は23件の市場からの報告による。
アイサイトの不具合は、衝突被害軽減ブレーキの制御プログラムが不適切なため、カーブでの対向車や路外障害物に対しシステムが衝突対象として過敏に反応することがあるというもの。そのため、意図しないところで障害物との接近を知らせる警報音が鳴り、衝突被害軽減ブレーキが作動する恐れがある。
対策は、該当車両のアイサイトの制御プログラムを対策プログラムに書き換える必要がある。該当車両は2020年11月~2021年6月の間に生産されたレヴォーグで合計2万4049台。
VDCの不具合は、VDC制御ユニットの電動パーキングブレーキ制御プログラムが不適切なため、電動パーキングブレーキが作動中に車両振動が入ると、センサーが過敏に反応し走行中と誤認識することがあるというもの。そのため、警告灯が点灯し、電動パーキングブレーキが解除できなくなる恐れがある。
対策は該当車両の、VDCユニットの制御プログラムを対策プログラムに書き換えることになる。該当車両は、202年11月~2021年3月までに生産されたレヴォーグで合計1万8517台。