スバルは2021年4月15日、インプレッサ、XVのイグニッションコイルに不具合があるとしてリコールを届け出ました。なおこの不具合は2019年10月に届け出されていますが、改善対策が不十分だったため再度のリコールとなっています。
不具合は市場からの178件の報告によるもので、不具合の内容はエンジンコントロールユニットの制御プログラムが、エンジンが停止する際の制御が不適切であったため、イグニッションコイルへ必要以上に通電することがあるというものです。
そのため、イグニッションコイルの内部温度が上昇し回路がショート、ヒューズ切れを起こし、最悪の場合は走行中エンジンが停止する恐れがあります。この場合は、既に過剰な長い通電を経験したイグニッションコイルは、対策プログラムに書き換えても、内部ダメージの蓄積により不具合に至る恐れがあります。
そのため対策としては該当車両のイグニッションコイルを新品に交換することになります。
該当車両は2016年10月~2019年3月の間に生産されたインプレッサ、XVで合計13万7449台です。