SUBARU 新型6代目フォレスターを発表 ハイブリッドとターボをラインアップ

スバルは2025年4月16日、6代目となる新型フォレスター(日本仕様)を発表した。

6代目フォレスターは2023年11月にアメリカで発表され、2024年夏に2025年型モデルとして発売を開始している。この2.5LのNAエンジンを搭載するアメリカ仕様をベースにパワートレインを最新タイプに変更したのが日本仕様である。

新型フォレスターは、高次元の運動性能、悪路走破性能、最新の運転支援システム、SUVらしいユーティリティなどを盛り込み、日常から非日常までをカバーできる正統派SUVと位置づけられ、現在のスバル車のラインアップの中でも最も重要なグローバル・モデルと位置づけられている。

ただしフォレスターは群馬工場で生産され、最大市場のアメリカに輸出されているため、現時点ではトランプ関税攻勢の対象になっており、スバルにとっては頭の痛いモデルとも言える。

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新型フォレスターはAWDモデルで、すでにクロストレックから搭載されているミラーサイクル式2.5L水平対向エンジン+2モーター式のハイブリッド・モデルとして「Premium」、「X-BREAK」の2グレードをラインアップ。さらに、水平対向1.8L直噴ターボエンジンを搭載するスポーティモデルの「SPORT」の3グレードをラインアップする。

より進化したスバル・グローバル・プラットフォーム(SGP)をベースに、インナーフレーム構造を組み合わせた最新の高剛性ボディ構造を採用。また、シャシー剛性感を向上させるために、一部にウェルドナットを採用したり、防音処理をより最適化するなど、車内で感じるダイナミックな質感の向上にもこだわっている。

ボディサイズは全長4655mm、全幅1830mm、全高1730mm、ホイールベース2670mmで、従来モデルとホイールベースは共通で、ボディはごくわずかに拡大されているが、C+セグメントのSUVというスタンスには変更はない。また最低地上高も220mmと本格SUVらしい高さになっている。

デザイン面では、従来型よりボリューム感が強められ、同時にワイド感を強調。インテリアも従来型と同様のデザイン、レイアウトだがより質感を向上させている。

ストロングハイブリッドは、クロストレックと同様にミラーサイクル式2.5L4気筒水平対向エンジン(160ps/209Nm)と2モーターを組み合わせたシリーズ・パラレル方式のハイブリッドだ。モーター出力は119.6ps/270Nm。

「SPORT」に搭載されるのは1.8L4気筒水平対向エンジン+リニアトロニックCVTで、エンジン出力は177ps/300Nm。なお車両重量はストロングハイブリッドは1740~1750kg、1.8Lターボ車は1640kgで100kgの差がある。

AWDシステムはいずれも機械式で、制御はよりライントレース性能を向上させている。

運転支援システムは3カメラ式+レーダーを組み合わせた最新世代アイサイトを搭載。また、ドライバーモニターも標準装備。そして「Premium S:HEV EX」、「X-BREAK S:HEV EX」、「SPORT EX」には渋滞時にハンズフリー運転も可能なアイサイトXを標準装備している。

また安全装備として歩行者だけでなく、自転車にも対応できるサイクリスト対応歩行者エアバッグを世界で初となる標準装備としている。

価格

フォレスター Premium S-HEV EX:459万8000円(税込み)
フォレスター Premium S-HEV:448万8000円(税込み)
フォレスター X-BREAK S-HEV EX:447万7000円(税込み)
フォレスター X-BREAK S-HEV:420万2000円(税込み)
フォレスター SPORT EX:419万1000円(税込み)
フォレスター SPORT:404万8000円(税込み)

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