スバルは2020年10月22日、グローバルSUVモデルのフォレスターを改良し発売しました。この改良により、フォレスターの年改呼称はCタイプとなります。
今回の改良では、新型レヴォーグに搭載された新開発の1.8L水平対向4気筒直噴ターボ「CB18DIT」エンジンを搭載し、グレードに「Sスポーツ」を追加新設定しました。フォレスターでは4代目で途絶えていたターボエンジンが復活したことになります。
もちろんCB18型エンジンはパワー追求型ではなく、最大トルク300Nmを発生しながらもダウンサイズ コンセプトとし、希薄燃焼運転を採用することで、環境性能も向上させています。また、フォレスターはFB20型の電動化エンジン、e-BOXER搭載モデルと、このCB18型搭載モデルの2系列のパワートレーン展開となり、FB25型エンジン搭載モデルは終了しました。
WLTCモード燃費は、e-BOXER搭載モデルは14.0km/L、CB18型搭載モデルは13.6km/Lとなっています。
電動技術e-BOXER搭載グレードは「X-BREAK」と「ツーリング」に拡大し、「X-BREAK」には新制御のモーターアシスト「e-アクティブシフトコントロール」を採用しています。
グレード展開では、e-BOXER搭載の「X-BREAK」、「ツーリング」、「アドバンス」で、CB18型ターボを搭載する「スポーツ」が新設定となり、これまでの「プレミアム」は廃止されています。
新グレードの「スポーツ」では、新開発エンジンに加え専用開発のダンパーとコイルスプリングを採用することで、SUVでありながら質感の高いスポーティな走りを実現しています。
エクステリアは、ブラック塗装のフロントグリルや、ダークメタリック塗装のアルミホイールを装備。インテリアはホールド性などの機能性に優れたウルトラスエード/本革シートを採用することで、最上級グレードにふさわしい質感を訴求しています。
また、新たにドライバーモニタリングシステムを「アドバンス」、「スポーツ」に標準装備し「X-BREAK」、「ツーリング」はオプション設定しています。ドライバーモニタリングシステムは、ドライバーが乗り込むと、インパネセンターバイザーに内蔵されたカメラがドライバーの顔を認識し、シートポジションやドアミラー角度、空調などを自動的に再現することができます。