2015年4月16日、スバルは都市型SUVで7人乗りという新ジャンルのクロスオーバーモデル「CROSSOVER 7(クロスオーバー7)」を発表。同日から発売した。
スバルは2008年6月に3列シート・7人乗りのエクシーガを発売し、7年間にわたって販売してきた。今回登場したクロスオーバー7は、その発展型モデルで、7人乗りのクロスオーバーカーという新たなジャンルのクルマとして改めてデビューということになる。このニューモデルは2013年の東京モーターショーに出展されたクロスオーバー7コンセプトが原型だ。車名としては従来モデルのエクシーガも併記されているが、近い将来にはクロスオーバー7がメインネームとなるだろう。
クロスオーバー7は、都会的なファッション性にSUV的なデザインテイストをミックスさせた文字通りのクロスオーバーだ。だがデザインだけのクロスオーバーではなく、あらゆる天候に対応できるAWDによる走破性、開放感のある3列・7人乗りのパッケージングを組み合わせ、多目的な用途に適合したMPVである。それと同時に、アクティブなライフスタイルにもジャストフィットするクルマといえる。
ボディサイズは全長4780㎜、全幅1800㎜、全高1670㎜、ホイールベース2750㎜で、最低地上高は170㎜とSUVに近いレベルを確保する。室内幅は1510㎜、室内高は1275㎜、フロントシートとセカンドシートの間隔は891㎜と広く、1クラス上のアウトバックに迫る余裕のあるスペースを持っている。
インテリアは、シートやステアリングにタンカラーのレザーを採用。ブルーグリーンのステッチを組み合わせ、明るい都会的な色調としている。メーカーオプションでウルトラ・スエードとレザーを組み合わせたシートも設定。室内のトリムはピアノブラック、金属調のパネルで仕上げている。なおフロントシートは8ウェイパワーシートやシートヒーターを標準装備するなど、装備を充実させているのも特徴だ。
エンジンはFB25型の2.5L・水平対向エンジンを搭載する。レギュラーガソリンで173ps/235Nmを発生し、トランスミッションはマニュアルモード付リニアトロニックCVTを採用している。アイドリングストップを装備し、JC08モード燃費は13.2㎞/L。
サスペンションはフロントがストラット、リヤがマルチリンクだが、主要部にはDタイプのインプレッサなどと同じ、最新世代の高剛性パーツを採用した。車高の高さを感じさせない操縦安定性、しなやかな乗り心地としている。
安全性能としては、高剛性ボディ、前席フロント&サイドエアバッグ、3列目シート対応のカーテン・エアバッグを標準装備。またドライバーアシストとしてアイサイトver2も標準装備される。