スバルは2025年1月10日、「東京オートサロン 2025」で、BRZの特別仕様車「STI Sport “PURPLE EDITION”」と、WRX S4をベースとしたSTIコンプリートカー「S210」を発表した。
BRZ STI Sport “PURPLE EDITION”(パープルエディション)
200台限定の特別仕様車で、抽選販売となっている。抽選受付期間は1月10日(金)~1月26日(日)。当選者発表は1月30日(木)に行なう。
BRZの新たな表現として、ボディカラーはギャラクシーパープル・パール(特別設定色)を採用しているのが特長。
ホイールは18インチを装着。そしてブレーキはブレンボ製で、フロントは17インチ対向4ポッドキャリパー、リヤは17インチ対向2ポッドキャリパーを装着している。前後のキャリパーはゴールドに塗装されている特別仕様だ。
そしてラスターブラック塗装の専用リヤ・オーナメントも装着されている。
インテリアでは、ウルトラスエード/本革表皮シート(ブラック/グレー、シルバーステッチ+グレーアクセント)を装備し、スポーティでありながら上質さを表現している。
価格
BRZ STI Sport “PURPLE EDITION” 6速MT:412万5000円(税込み)
BRZ STI Sport “PURPLE EDITION” 6速AT:415万8000円(税込み)
④STIコンプリートカー「S210」プロトタイプ
STIコンプリートカー「S210」(出展車はプロトタイプ)
S210は、ニュルブルクリンク24時間レース出場車のDNAを受け継ぐ本格的な2ペダル・スポーツセダンで、STIが製作する台数限定のスペシャルモデルだ。
エクステリアでは、オーバーフェンダー部はSTIスポーツサイドガーニッシュ(ワイドタイプ+クリスタルブラック・シリカ塗装)+S210オーナメント付だ。またエクステリア各部にはSTI製パーツ類が装備され、リヤスポイラーはカーボン製になっている。
そしてホイールは、ニュルブルクリンク・レースでの知見を採用したSTI製フレキシブル・パフォーマンスホイール(BBS鍛造19インチ×9.0J 前後異形リム)を装着。タイヤは高性能なミシュラン パイロット スポーツ4Sを採用し、255/35R19サイズとなっている。
ブレーキはブレンボ製の対向6ポットキャリパー(赤塗装+ドリルドローター)を装備している。
インテリアでは、運転席/助手席はレカロ製のカーボンバックレスト・シートを採用。フロント8ウェイパワーシートで、ナッパーレザー&合皮表皮になっている。
シートベルトはレッド、インスツルメントパネルのトリムはピアノブラック塗装仕上げとし、スポーティさと質感の高さを訴求。
もちろんボディ各所にはSTIフレキシブルバーやドロースティフナーなどもフル装備し、トランスミッション・クーラーも装備している。
搭載するFA24型ターボエンジンはSTIがチューニングを行ない、最高出力300ps/5700rpm(+25ps)、最大トルク375Nm/2000-5600rpmを発生する。
このS210は、今夏に発売予定で、発売台数は500台限定。従来どおり抽選販売される。
価格は現時点では未定になっている。
ソフトウエア・アップデートサービス
スバルは2023年ににレヴォーグの電子制御ダンパーの制御プログラム・アップデートサービス「SUBARU Active Damper e-Tune」を開始しているが、今回はアップデートサービスの第2弾としてBRZ(ZD型A~Cタイプ)向けに新たなソフトウェアアップデートサービスを実施することになった。
商品名は「SUBARU Sport Drive e-Tune」で、A~Cタイプの MTモデル、ATモデル向けに、現行車(Dタイプ)に搭載されている最新機能をインストールするソフトウェアアップデートサービスだ。
MTモデルは、アクセル操作に対するエンジン・レスポンス向上とアクティブサウンドコントロール機能の追加、ATモデルはマニュアルダウンシフト制御の許容回転数拡大で、コーナー進入時など、ドライバーがシフトダウンしたい場面でしっかりギアを落とせるようになる。
なお、発売開始時期は春頃が予定されている。価格は、MTモデルが約5万円、ATモデルが3万円、工賃は別途、予価3000円。