2014年4月22日、スバルは「BRZ」 に一部改良を加え、6月27日から発売すると発表した。なおトヨタ「86」はすでに4月9日に同様の改良内容を発表している。
「86」と「BRZ」は、2013年の春頃にはスバルの年次改良(年改)を実施する予定だったが、この時点でもバックオーダー状態であったため年改が見送られ、今回が1年遅れでの年改となっている。
今回の改良では、フロント、リヤサスペンションダンパーのフリクション特性の低減や減衰力特性のチューニングを行ない、乗り心地の質感を向上させている。またダンパー取り付け部の一部のボルトのフランジ部の厚さをアップし、取り付け剛性も高めている。
ルーフアンテナには、スポーツカーらしいシャープ感のあるスタイリングにマッチさせるためシャークフィンタイプを採用。ボディカラーには、より鮮やかで力強さを増した新色「WRブルー・パール」を含む、3色を新採用した。
最上級グレード「S」には、スポーティで精悍な印象を与えるカーボン調加のトリムを施したインストルメントパネルやデザイン性を高めたアクセスキーを新たに採用している。また、新たに持ち込み車両登録の架装車として「RA Racing」が設定された。6点式ロールケージ、4点式ベルト、空冷オイルクーラー、ブレーキ冷却エアダクト、前後牽引フック付きとなっている。