2013年8月19日、スバルのモータースポーツ統括会社、スバルテクニカインターナショナルが「BRZ」にSTI製のスポーツパーツを装備を施した「BRZ tS」を新設定し、同日から発売を開始した。なおこの「tS」モデルは500台限定で、GT PACKAGEは250台限定とされ、2014年3月9日まで全国の販売店で受注を受け付けることになっているが、実際には短時間で完売になってしまうはずだ。
このスペシャルモデルは、8月4日に富士スピードウェイで開催された「Fuji 86 Style with BRZ 2013」で展示とデモランを行ない、8月17日には鈴鹿1000kmレースのSTIブースでも展示され話題を呼んだ。例によって、STI架装車両扱いとなるため、購入時は持ち込み登録となる。
「BRZ tS」の商品コンセプトは「PURITY of HANDLING」(至上のハンドリングの追求）とし、STI が提唱する「強靭でしなやかな走り」を実現し、 BRZが備えている優れたハンドリング性能を、さらに磨き上げ、「人車一体の気持ちよさ」、「自由自在に操る愉しみ」を感じることを目指したSTI製のコンプリートカーだ。
主なチューニング･ポイントはドライブシャフトの大径化、STIのフレキシブルパーツの採用、すなわちサブフレームなどの応答性向上パーツなどを採用し、気持ちの良いハンドリングを実現。またブレーキはブレンボ製ベンチレーテッドディスク、18インチアルミホイール、STI製フロントアンダースポイラーの採用によりトータルで走りにポテンシャルを高めている。
エクステリアは、STI、tS のオーナメント、専用フェンダーガーニッシュ、インテリアはSTIロゴ入りスポーツメーターを採用するなど、特別なモデルを所有する喜びを感じることができる仕様としている。また、更なるモータースポーツマインドを追求するユーザー向けに、ドライカーボン製リヤスポイラー、ブラック塗装の18 インチアルミホイール、レカロ製バケットタイプフロントシートを装備した「GT PACKAGE」も設定している。
