スバル 2017年2月度の生産・国内販売・輸出実績

富士重工業は2017年3月29日、2017年2月度の生産・国内販売・輸出実績の速報を発表した。

2017年2月は前年同月に対し稼働日数が1日少なかったことから、国内生産は前年同月比で3.0%減の59,337台。これは2ヶ月連続の前年割れとなり、1〜2月累計でも前年比6.5%減となった。

海外生産についは、前年同月比47.1%という高い増加率となり、2月単月としては過去最高の33,084台を生産した。増加の大きな原因となっているのは、旧カムリ製造ラインでのスバル車の生産開始や、インプレッサの生産開始。1〜2月累計でも前年比55.9%増となっている。

時間軸に沿って見ても、海外生産台数の推移は9カ月連続の前年越え。生産の軸足が海外へ移行しているのが見てとれる数字ではあるが、世界生産合計でも前年同月比が10.4%増の7カ月連続前年越えとなっていることから、全体的な好調ぶりを示すものと言えそうだ。

登録車の国内販売については、前年同月比13.4%増の1万3218台で、2カ月連続の前年越え。2016年10月発売のインプレッサの好調が相変わらず続いている形だ。

対する軽自動車の国内販売は、ステラ、プレオ等が前年割れとなっているため、前年同月比は減少となる3,071台。しかし2016年12月発売したシフォンの好調が台数を押し上げているため、減少幅は2.0%と微減に留めている。

結果として国内販売の合計は前年同月比10.2%増の1万6289台。5カ月連続の前年越えとなるこの数字にも、スバルブランドの好調が表れている。

輸出については中国向けを中心に減少がみられ、合計台数4万4765台は前年同月比14.5%減。2ヶ月ぶりに前年割れとなった。またこれに伴い、1〜2月累計も8.3%の減少となった。

ページのトップに戻る