スバルはインプレッサWRX STIシリーズに改良を施すとともに、4ドアコンペティションモデルである「SpecC」を追加した。また、4ドア、5ドアモデルには「A-Line type S Package」を展開し2012年7月3日から発売する。
スペックCは2010年5月に5ドアモデルを設定しているが、今回4ドアが追加される。専用のパワーユニットを搭載するスペックCは徹底した軽量化や足回りの剛性向上など、コンペティションモデルとしてのパフォーマンスが追求されたモデルだ。
この4ドアモデルの追加と同時に行われる主な改良点は、リヤワイパーやリヤフォグランプなどをレスとし、17インチ仕様では大型スポイラーもレス化してリヤまわりの軽量化を図っている。また、17インチ仕様車にはフルオートエアコンをメーカー装着オプションに設定としたことや(4ドア、5ドア共通)、リヤ中央席にヘッドレストと3点式シートベルトを追加した。
また、A-Line type S Packageは、2.5L水平対向ターボエンジンと5速ATとの組み合わせが好評なA-Line、2011年秋に発表した特別仕様車A-Line type Sをベースに、装備を見直しスポーティテイストをさらに高めたグレードとしている。
主な仕様は、専用バケットタイプシート(アルカンターラ/本革、赤ステッチ)、BBS製18インチ鍛造アルミホイール、メーカーオプションとしてレカロ製のバケットシート、ブレンボ製17インチフロント対抗4歩っと&リヤ2ポットベンチレーテッドディスクブレーキなどが用意される。また、4ドアモデルには大型リヤスポイラーが装備される。
インプレッサWRX STIシリーズ全体の改良としては、新デザインの18インチアルミホイールをWRX STI、WRX STI A-Lineに採用。従来の18インチアルミに対して、1本あたり220gの軽量化を実現したホイールとなっている(4ドア、5ドア共通)。そしてA-Lineにメーカー装着オプションで展開していた、プレミアムパッケージ(プレミアムタンインテリア&BBS製18インチアルミ鍛造ホイール)を6速MTモデルでも選択できるようになった(4ドア、5ドア共通)。4ドアではトランクガーニッシュをボディと同色とし、ボディとの一体感を高めたカラーとしている。
なお、月販目標はWRX STIシリーズ全体で300台/月となっている。