【スバル】新世代のボクーエンジンを生産する群馬製作所の大泉工場が開設30周年

2012年2月23日、スバルのエンジンとトランスミッションを生産する群馬製作所・大泉工場が開設30周年を迎えた。

旧・中島飛行機の中心地であった群馬県・太田市の周囲にある群馬製作所の5工場のひとつである大泉工場では、1.6L 、2.0L 、2.5L 、3.6L で展開する全種類の水平対向エンジンを製造すると同時に、最新のトランスミッションであるニアトロニック(CVT)、5AT、4ATなどのトランスミッションの生産も行っている主力工場だ。

もともと、スバルの水平対向エンジンとトランスミッションは、中島飛行機のエンジン開発拠点であった三鷹研究所を受け継いだスバル・三鷹製作所(東京事業所)で1958年から開発・生産が行われていた。しかし生産台数の増大、プラント設備の老朽化などに対応するため、1982年から新設された大泉工場への生産移管が順次開始され、1999年春に全機種の移管が完了している。したがって、現在の東京事業所はエンジン、トランスミッション、材料などの研究、開発を行っている。
2010年7月には、大泉工場内にFB型シリーズなど新世代の水平対向エンジンを専門に製造する第5工場を新設し稼動を開始した。現在エンジンは、月産約4万台となり、文字通り世界一の水平対向専門のエンジンの生産工場となっているのだ。

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