2011年4月末に開催されたニューヨーク国際オートショーで、北米仕様の新型インプレッサ(4ドア/5ドア)が出展された。アメリカとカナダでは今秋にも2012年モデルとして発売される予定だ。ただし生産現場は東日本大震災の影響を受けて、当初の予定より時期は少し遅れるようだ。そのため、北米ではこのほど新型インプレッサのプロモーションが開始された。
この動画ははカナダ・スバルとオーストラリア・スバルのもので、新型インプレッサの特徴が良くわかる。新型インプレッサはグローバルCセグメントにおいてより強力なポジションを確立することを狙っており、フルタイムAWDの優位性に加え、プレミアム感や上質さを訴求する立ち位置である。
また時代の要求に合わせ、トップレベルの燃費性能を実現しているという。ハードウェアは新エンジンのFB20型をはじめ、トランスミッションにはFB型エンジン専用のリニアトロニックCVT(5MTも設定されている)を搭載し、2ピニオン式電動パワーステアリングとオールニューになっている。ボディはスバル初のキャビンフォワード・パッケージを採用している。
日本では2011年12月に開催される東京モーターショーに日本国内仕様が出展され、2012年に発売する予定だ。
なお新型WRXは、この新型インプレッサをベースにしながらもまったく新たに開発が行われ、将来的にはインプレッサの車系から独立したピュアスポーツモデルに育てる方向と予想されている。