ソニー・ホンダモビリティ SDVのアフィーラを国内初公開。2026年市販を視野に

ソニー・ホンダモビリティは2023年10月17日、都内で特別イベント「Meet AFEELA」を開催し、開発中の「アフィーラ」プロトタイプを日本で初公開した。

この「アフィーラ」プロトタイプは、2023年1月にラスベガスで開催された「CES 2023」に出展されたプロトタイプと同一で、10月25日から開催される「ジャパンモビリティショー 2023」で一般公開される。

国内初公開となったイベントではソニー・ホンダモビリティの川西泉社長が登壇し、改めて「アフィーラ」について以下のように説明した。

・「アフィーラ」は、ユーザーに届けたい価値として、Autonomy(進化する自律性), Augmentation(身体、時空間の拡張), Affinity(人との協調、社会との共生)をコンセプトとしており、その頭文字をとり「3A」と定義。

・「アフィーラ」を知性を持ったモビリティとして育てていき、ユーザーにとって唯一無二の存在、愛着を持てる存在になれるよう、従来のクルマの価値に加えて、新しいモビリティの可能性を追求していく。

・ユーザーの好みに合わせて継続的に進化するカギとなるのはAffinity:多様な知との共創とそれを可能とする場づくり。モビリティ開発環境のオープン化(AFEELA共創プログラム:仮称)として、自社の知見だけに閉じることなく、社外のクリエイターやデベロッパーが、自由にAFEELAの上で動作するアプリケーションやサービスを開発できる環境を提供し、クリエイティビティを表現・共創できる場をデジタル上で提供する。

・ユーザーだけでなく、クリエイターやデベロッパーとともに、クリエイティブなコミュニティを日本から発信していく。

「アフィーラ」共創プログラム(仮称)では、メディアバー(コンテンツ)、パノラミックスクリーン(テーマ)、eモーターサウンド、マップ上の付加情報、各種アプリケーションなどで、ユーザーのインターフェースを中心とした情報を提供していくとしている。

エクステリアのMedia Bar(車外への各種表示システム)や、フロントに配置されたパノラミックスクリーンと呼んでいるダッシュボードのテーマ変更、走行中のeモーターサウンドの音源、ナビアプリの地図上に独自の付加情報を重ね合わせる機能、さらに自由にアプリケーションやサービスを開発できる環境を用意するということだ。なお、アプリケーションの動作環境はAndroid OSが予定されている。

要約すると、徹底してソフトウエア・ディファインド・ビークルを追求し、その特長を重視し、活用するということである。そのために、アプリなどの開発はベンチャー企業や他分野の企業とのコラボレシーションが不可欠となっているのだ。

なお、この「アフィーラ」の量産モデルは2025年前半に先行受注を開始し、2026年春にアメリカ市場でデリバリーを開始し、日本市場には2026年内にデリバリーを行なう計画となっている。

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ソニー・ホンダ・モビリティ 公式サイト

COTY
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