【日産】新型「ムラーノ」がニューヨークショーでワールドプレミア

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2013年の北京ショーに出展されたコンセプトカー「RESONANCE」のデザインを採用した新型ムラーノ

2014年4月16日、日産は、ニューヨークモーターショーで新型「ムラーノ」を世界初公開すると発表した。「ムラーノ」は、2002年に初代を発売して以来、世界で累計94万台以上を販売したグローバルモデルで、今回の新型は昨年の北京国際自動車ショーで発表されたコンセプトカー、「RESONANCE(レゾナンス)」がベースとなっている。

新型ムラーノは「RESONANCE」からデザインテーマやブーメランシェイプのライト、ユニークなフローティングルーフなどの特徴をそのまま採り入れ、初代「ムラーノ」のコンセプトを継承しつつ、彫刻的でエモーショナルなデザインとしている。

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新型ムラーノのボディサイズは、初代や2代目ムラーノとほぼ同等で、新型モデルは先代と比べ、わずかに低く、幅広く、長くしており、クロスオーバーに求められる高さとスタンスは保ちつつ空力性能を向上。またグリルシャッター、フェンダーリップの成形、リヤバンパーの表面仕上げ、リヤタイヤのディフレクター、一体型リヤスポイラーの形状を改善することで、空力性能は現行モデルに対して17%向上。CD値は0.31を実現している。

内装デザインも「RESONANCE」のコンセプトをそのまま採り入れている。インストルメントパネルの高さは、初代や2代目よりも低くし、マルチタッチコントロール付き8.0インチディスプレイを配置。スイッチの数を60%減らして、25個から10個としている。さらに新型「アルティマ」や「パスファインダー」で装備している機能の改良版、DRIVE-ASSISTディスプレイを装着している。オーディオシステムは11個のスピーカー(デュアルサブウーファーを含む)を持つ先進的なBOSEデザインで、ナビゲーションやモバイルアプリが使えるNISSAN CONNECTも装備される。

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シートは、新開発のスパイナルサポート形状のシートを標準装備。電動パノラミック・ムーンルーフは、オープンで広々とした開放感を演出する。ムーンルーフは、現行のものよりも40%長く、29%大きく開口でき、セグメントの中で最も大きなムーンルーフのひとつとなる。

新型ムラーノのエンジンは、3.5L・V6・DOHCエンジン(最大出力260ps)とスムーズな走りと低燃費を両立するエクストロニックCVTを標準装備。同モデルの燃費は軽量化、空力性能の向上、またエンジン/トランスミッションの効率改善により、現行モデルよりも約20%向上しているという。

ドライバー支援システムは、最大4個の車載カメラ(前後左右)と3個のレーダーシステム(前方に1個、左右に2個)を搭載。これは、後側方両検知警報(BSW)、先行方両接近警報(FCW)、前方衝突予測警報(PFCW)、フォワード・エマージェンシー・ブレーキ(FEB)、インテリジェントクルーズコントロールなどに使用される。新しいクロス・トラフィック・アラート(CTA)も備えられ、レーダーを使い駐車場から出る際に車両後方にクルマが来ていないかを検知できる。また、前後左右のカメラで周囲360度の映像を写しだすことで縦列駐車を容易にするアラウンドビューモニターも装備している。

この新型ムラーノは、ミシシッピ州のキャントン工場で生産され、世界100カ国以上の国々へ輸出される予定だという。

日産自動車公式サイト

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