日産自動車は2015年9月2日、電気自動車のe-NV200を47都道府県の自治体に3年間無償貸与する「電気自動車(e-NV200)活用事例創発事業」を開始すると発表した。
e-NV200は多目的商用バンのNV200バネットをベースに、e-パワートレインを組み合わせることでNV200の室内の広さや多用途性と、EVならではの滑らかな加速と静粛性を兼ね備えたモデルだ。また最大1500Wの電力を供給するパワープラグによって屋外での電源供給が可能で、走る蓄電池としてもさまざまなシーンに役立てることが可能だ。
本事業では「静粛性や給電機能を活かした各種作業車両としての活用」「災害時の蓄電池としての活用」「中山間地域でのガソリンスタンド減少対策」といった、より良い街づくりや行政課題の解決等の一助となる活用方法を考案した自治体に対して、e-NV200を3年間無償で貸与。同車を実際に活用してもらうこととしている。
これにより日産はe-NV200の特長を活かした活用事例を積み上げて全国に水平展開。電気自動車のさらなる普及を目指していく。さらにゼロ・エミッションリーダーとしての日産はEVの普及促進をはじめ、EVを活用したゼロ・エミッション社会の構築に向け包括的な取り組みを継続的に行っていく。