三菱自動車は2020年4月16日、同社の水島工場で生産している軽自動車ハイトワゴン、スーパーハイトワゴンの「eK」「eKスペース」シリーズ、日産「デイズ」、「ルークス」シリーズのリコールを届け出ました。
リコール内容
リコールの内容は、ECU(エンジンコントロールユニット)のプログラムに関するもので、低負荷時のブレーキ・ブースターの効果が弱まる恐れがあるというものです。
この問題により、市場から17件の不具合が報告されています。具体的には、バッテリーの充電率が低い状態での冷間始動直後、長い下り坂を走行するような場合、エンジンは充電するために回転数を上げる制御となっています。そのたため、一時的にマニホールド負圧が低下し、結果的にブレーキ・ブースターへの負圧供給が不足し、ブレーキ・ペダル踏力が増大する可能性があるというものです。
このため、改善対策は全車両、エンジンECUの制御プログラムを対策仕様に書き替えるとしています。
リコール対象車は2018年3月〜2020年3月までに生産された三菱「eKワゴン」、「eKスペース」、日産「デイズ」、「ルークス」4車種で、合計14万682台になっています。