【WEC2015】日産GT-R LM NISMOが世界耐久選手権出場を中止

WEC 2015  日産 GTR LM1 参戦中止

2015年8月7日、日産はFIA世界耐久選手権シリーズのLMP1クラスへの復帰を遅らせ、ル・マン24時間レースを通して浮かび上がった問題の解決に専念すると発表した。

ル・マン24時間レースでは、無段変速フライホイール式のエネルギー回生システム(ERS)が不調で、レースでは、エンジンパワーのみでの走行となり、まったく能力を発揮できずLMP2クラスにも劣るラップタイムとなった。

専用設計されたV6 3.0Lツインターボエンジンとエアロダイナミクスは、ある程度の実証が得られたが、ERSが正常に動作していないことで、ハイブリッドシステムが義務付けけられるLMP1クラスのマシンとはいえなくなってしまったのだ。

WEC 2015  日産 GTR LM1 参戦中止

今回の決定で、レース出場は諦め、テストを続行することになった。GT-R LM NISMOの開発テストはチームの所在地であるアメリカがメインとなる。いずれにしても今シーズンの実戦出場は難しい状況で、2016年シーズン以降の復帰についても具体的なアナウンスはない。

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