ルノー・日産アライアンスは2017年3月14日、小型商用車(LCV)事業部門を新設すると発表した。
この新事業部門ではルノーや日産、三菱自動車というアライアンスのパートナー企業が、各車のブランドアイデンティティをはじめとした販売事業や収益を維持しながら、小型商用車について相互開発や相互生産の効率を最大化することで、コストおよび技術面でシナジーを創出し、販売台数の増大を目指すことになる。
これまでルノーと日産はトラフィックとNV300のプラットホームの共用化などを行なってきたが、今回新設されるLCV事業部門ではパトロールやアルマーダなどのボディ・オン・フレーム構造のSUVも事業の対象となっている。
ーールノー・日産アライアンス会長兼CEO、カルロス・ゴーン氏
「ルノー・日産アライアンスにおける取り組みと、はじまったばかりの日産と三菱自動車との協業を、アライアンスLCV事業部門として集約することで、販売台数の拡大とさらなるシナジーの創出が可能になります。この取り組みに加え、お客さまのニーズや各社が持つ市場特性の知識、主要商品をベースに、既存の成熟市場のみならず、新たな高成長市場におけるパフォーマンスを加速することで、各市場でのリーダーシップを拡大していきます」