【WEC 2013】富士6時間はトヨタTS030、2カー参戦。日産ZEOD RCのデモランも決定!

富士6時間レースでデモンストレーションランを行なうことが決定した「日産 ZEOD RC」

2013年10月18~20日に富士スピードウェイで開催されるFIA世界耐久選手権シリーズ(WEC)第6戦の新たな情報が入ってきた。9月6日、アメリカで開催された日産のグローバルメディアイベント「日産360」で、電気で走るレーシングカー「ZEOD RC」が10月18、19、20日の3日間、富士スピードウェイでデモランを行なうことが発表されたのだ。

ZEOD RC (Zero Emission On Demand Racing Car)」は、2014年のル・マン24時間レースで「ガレージ56」の特別枠でレースデビューを行なう計画。ル・マン24時間レースで将来的なLMP1クラス参戦を検討していくプログラムの一環としてこの「ZEOD RC」計画は進められているが、そのためのレース用電動パワートレーンのテストが開始される。今回のデモランではミハエル・クルムがステアリングを握る。

WECは、富士の前に9月22日に第5戦「サーキット・オブ・ジ・アメリカズ6時間レース」が行なわれるが、トヨタ・レーシングは、今回から2カー体制に強化して出場する。ル・マン24時間レース以後は8号車のみの参戦であったが、2カー体制のアウディチームの前に劣勢を跳ね返すべく7号車(アレックス・ブルツ/ニコラス・ラピエール/中嶋一貴組)も投入することにしたのだ。もちろん富士6時間レースでも2台体制で臨む。

アウディR18 e-tronクワトロのコクピット

アウディは2台体制でシリーズを戦っている。燃料タンク容量の差により、ディーゼルターボのアウディの方がトヨタよりピットイン回数が多くなるハンディを背負うが、空力性能、タイヤとのマッチング、マシンのコントロール性などでトヨタを上回り、ポイントランキングでも大差を付けている。富士6時間には、ポールポジションを獲得し、最速ラップタイムを刻み、そしてもちろん最終的に優勝を目指して日本にやってくる。

WEC2013の LMP1クラスのマニファクチャラーポイント

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