三菱自動車が技術支援するチーム三菱ラリーアートは2025年3月24日、8月にタイ~カンボジアで開催される「アジアクロスカントリーラリー(AXCR)2025」にピックアップトラック「トライトン」で参戦すると発表した。

3月24日に開幕した第46回バンコク国際モーターショーでは、新しいカラーリングとなったトライトンの参戦車両(改造クロスカントリー車両:T1仕様)が発表された。エンジンの耐久性向上を中心とした改良を加え、2022年大会以来3年ぶりの王座奪還を目指すことになる。
2024年のチーム三菱ラリーアートは、排気量の大きなライバルに対抗すべく、動力性能を強化して悪路走破性にも磨きをかけ、4台体制で出場。エースドライバーのチャヤポン・ヨーター選手(国籍:タイ)が6日間の競技のうち後半戦初日となるLEG4で総合首位に浮上。2位以下に20分以上の大差をつけるも、エンジントラブルにより無念のリタイヤとなっている。

AXCRは近年、6日間、約2000kmで競われてきたが、30回目となる2025年大会では8日間で約2500kmと過酷さが増しており、今回の『トライトンはエンジンの耐久性向上のほか、足回りなど各部の熟成を図ってポテンシャルをいっそう高め、万全の状態で臨むことになる。
