三菱自動車は2024年2月15日、新型1トン・クラスのピックアップトラック「トライトン」の発売を開始する。
新型トライトンは1978年に発売されたフォルテをルーツとする1トン・ピックアップトラックで、以来45年間で5世代にわたり商用、乗用モデルを合わせて約570万台を生産。世界約150ヵ国で販売してきた三菱の世界戦略車となっており、日本市場への導入は12年ぶりとなる。
今回発売する新型トライトンはトライトンとしては3代目、初代フォルテからは6代目となり、ボディはグローバル・ミッドサイズの1トン・ピックアップトラックでキャビンは4ドア/5人乗りのダブルキャブだ。ボディサイズは、上級グレードのGSR、標準グレードのGLSで若干異なっており、GSRは全長5360mm、全幅1930mm、全高1815mm、GLSは全長5320mm、1865mm、全高1795mm、ホイールベースは両グレードともに3130mmとなっている。
この新型トライトンの商品コンセプトは「Power for Adventure」とされ、内外装のデザインからシャシー、サスペンション、ラダーフレーム、エンジンなど、すべて一新し2023年7月から生産工場のあるタイで販売を開始している。さらに市場としては2024年1月にはフィリピンへ投入し、今後はオーストラリア、ニュージーランドのほか世界約100ヵ国へ順次出荷していく。なお、日本市場へ投入するボディタイプはダブルキャブで駆動方式は4WDのみとなっている。
縦置きの2ステージターボを装備し204PS/470Nmを発生する4N16型ディーゼルエンジン、頑丈なラダーフレーム構造、パジェロ譲りのスーパーセレクト4WD-Ⅱ(SS4-II)システムの搭載などによりタフで、優れた悪路走破性を発揮することができる。
その一方で最新モデルにふさわしく、運転支援システム、衝突被害軽減ブレーキ、コネクテッドサービスなども標準装備としている。 なお、新型トライトンは2023年12月21日から先行受注を開始しており、月販台数計画200台の6倍以上となる約1300台の注文を獲得しており、他銘柄オーナーからの注文が90%と多いのも特徴的な傾向になっている。
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■トライトンのアンバサダーにタレントの「ヒロミ」が就任
発売記念イベントには中村達夫副社長、新型トライトンのブランドアンバサダーに就任したタレントのヒロミさん、イベントのゲストとしてプロフリークライマーの野口啓代さん、プロBMXライダーの内野洋平さんが登壇した。
ヒロミさんをブランドアンバサダーに選んだ理由について中村副社長は、「この新型トライトンは自分らしく、ヒロミさんのようにかっこよくライフスタイルを楽しみ尽くせるクルマです。われわれ世代の憧れである松本伊代ちゃんなど、ご家族を大切にして、趣味も思いっきり楽しむヒロミさんがぴったりだと思い、ブランドアンバサダーに選ばせていただいてます」と語った。 ヒロミさんは今後、三菱のトライトンのプロモーションの様々な場面に登場する予定になっている。
トークショーでは、先行して新型トライトンに試乗した、野口さんと内野さんがそれぞれアスリートの立場でトライトンの魅力を語った。