三菱は、コンパクトSUV「RVR」の生産を岡崎製作所から水島製作所に移管し、2017年12月20日から生産を開始した。水島製作所で行われたセレモニーには、岡山県の伊原木知事をはじめ伊東倉敷市長、片岡総社市長、周辺地域の部品メーカーを代表して、協同組合ウイングバレイの晝田理事長が出席した。
今回の移管は、岡崎製作所で10月より新型コンパクトSUVのエクリプス クロスが生産開始されたための対応で、国内生産体制の最適化を図る目的で行なわれたもの。なお、今年度中は岡崎製作所でも一部生産が継続される。水島製作所で生産してきた輸出向けランサー(日本名:ギャランフォルティス)は生産終了となった。
ーー益子修CEOはセレモニーで、
「RVRは当社の主力車種です。確かなものづくりの力を最大限に発揮し、さらなる販売台数に繋げたいと考えています。そして、岡山県の活性化、経済発展に少しでも貢献できるよう、今後も水島製作所の活用を前向きに考えていきます」と語った。
RVRの現行モデルは2010年の発売以来、国内や欧州、北米を中心に累計約113万台(2017年10月末現在)を販売している。
各製作所の概要(2017年12月現在)
【水島製作所】
生産車種:RVR、アイ・ミーブ、eKワゴン、eKスペースなど
生産能力:約35万5000台(2直生産)
所在地:岡山県倉敷市水島海岸通1丁目1番地
【岡崎製作所】
生産車種:エクリプス クロス、アウトランダー、アウトランダーPHEV など
生産能力:約23万 4000台(2直生産)
所在地:愛知県岡崎市橋目町字中新切1番地