三菱自動車は2020年11月26日、デリカ、アウトランダー、アウトランダーPHEV、RVRの4車種のリヤ ブレーキキャリパーに不具合があるとしてリコールを届け出ました。
この不具合は市場からの11件の報告によるもので、リヤのブレーキキャリパーのパーキング ブレーキ駆動用シャフトの組み付けにばらつきがあり、錆防止用の塗装が剥がれることがあるというものです。
そのため、雨天走行などでシール部からシャフト部に水が浸入すると、シャフトに錆が発生し、そのままの状態で使用を続けると、シャフトの錆がキャリパー内部まで進行し、シャフトの回転が阻害され、パーキングブレーキの制動力が低下、最悪の場合は駐車中の車両が動き出す恐れがあるというものです。
対策は、該当車のリヤ ブレーキキャリパーを確認し、対策前の部品が装着されている場合はブレーキキャリパーを対策品と交換することになります。
該当車は、2016年1月~5月までの間に製造された、デリカ、アウトランダー、アウトランダーPHEV、RVRの4車種で、合計7556台です。