三菱自動車は2020年5月14日、パジェロのフロント右側ロワアームに溶接の不具合があるとしてリコールを届け出しました。
不具合の内容
パジェロの一部の車両で、フロント サスペンションの右側ロワアームが製造時の溶接工程で治具の固定が不十分であったため、溶接位置がずれてしまい、溶接の強度が不十分なものになった可能性があるというものです。そのため該当車は最悪の場合溶接の剥がれが生じる可能性があります。
今回はロワアームが補修部品として販売されていましたが、補修部品もリコール対象となっています。
なお、この不具合の情報は海外市場から得られたもので、国内での不具合の発生は生じていません。
対策としては、該当車のフロント右側のロワアームを正常な部品と交換することになります。リコールの対象となる生産期間のパジェロは2016年10月〜2018年2月の間の1056台です。
また補修部品として使用された可能性のある車両は2016年に1台、出荷された補修部品は63個となっています。