ミツビシは2015年6月18日に行なわれた、新型アウトランダーおよびアウトランダーPHEVの発表会の席上で、アウトランダーPHEVによるクロスカントリーラリーへの参戦を発表した。
ミツビシ・アウトランダーPHEVが参戦するのは、2015年10月22日~24日にポルトガルで開催されるクロスカントリーラリー「バハ・ポルタレグレ500」。約500kmの高速グラベルコースを走ることで、電動車両技術(PHEV)とツインモーター4WDをベースとする四輪制御技術(S-AWC)の開発推進を目的としている。
同ラリー用に制作されたアウトランダーPHEVは、駆動用バッテリーは量産セルを流用しながら、構成を変更することで大容量化と高出力化を実施。モーターも制御を変更することで大出力化している。
なおラリー参戦車両は6月18日にシェイクダウンされ、6月中に日本国内でさらにテストを実施。その後、現地へと送られる予定だ。
参戦体制はドライバーにはミツビシのパリダカ・パジェロでもステアリングを握った同社の増岡浩(チーム監督兼任)。コドライバーは現在、調整中ながらパリダカ優勝経験者がリストアップされている。