三菱アウトランダーPHEV 内外装の質感の向上が改良テーマ

マニアック評価vol630
2018年8月にアウトランダーの19年モデルが発表され、アウトランダーPHEVは大幅な改良を受けて登場した。また、走行性能やモーター、バッテリー制御の変更についてはお伝えしているが、実際に購入を検討すると、細かな仕様や変更点も気になってくる。今回はデザインの変更や使い勝手などの視点から、改良ポイントをお伝えしよう。
三菱 アウトランダーPHEV
すでにディーラーで試乗された方も多くいると思うが、走行性能の向上、質感の高まりには驚いたのではないだろうか。その改良のキーになっているのが構造用接着剤の使用範囲を広げたことだ。長さで言えば従来の8mから13mへと延びたのだが、接着剤を使うとボディ剛性が上がり、さまざまな点でメリットを産んでいる。

ボディ構造用接着剤の使用範囲も拡大している
ボディ構造用接着剤の使用範囲も拡大している

つまり、スポット溶接では点でパネル同士を結合するが、接着剤であれば接合面積が増えるため剛性が上がる。だから、前後のドア開口部、リヤゲートの開口部など開口部の大きい箇所に使用しているので、その効果はより大きくなり、剛性がアップしているのだ。

COTY
ページのトップに戻る