三菱 2016年10月度の生産・販売・輸出実績を発表

三菱は、2016年10月度の生産・販売・輸出実績を発表した。いずれも市場では厳しい状況が続いているが、回復の兆しが見えてきたのかもしれない。

2016年10月度の生産・販売・輸出実績
2016年10月度の生産・販売・輸出実績

まず生産では国内生産が4万4279台で、7カ月連続前年比減。加えて海外生産も18カ月連続前年比減となる4万6076台となった。しかし、主要生産地のアジアは前年比110.3%の4万3956台で、主要国の内訳は中国が6028台(前年比182.5%)、タイが3万21台(同112.3%)と好調な数字となっている。

国内販売では、登録車は前年比減となったが、落ち込み幅は小さくなっている。加えて、軽自動車は前年比でプラスに転じた。これは、燃費不正問題により販売を休止していたモデルの販売を再開したことが要因と考えられる。国内シェアは2.0%と決して大きくないが、不正問題発覚前の数字にまで回復できそうな気配だ。

主な車種の販売台数は、デリカD:5が994台(前年比166.8%)、RVRが115台(同100.9%)、ミラージュが529台(同295.5%)、アウトランダーが172台(同39.0%)、アウトランダーPHEVが486台(同42.4%)、eKワゴン・eKカスタムが1,956台(同104.7%)、eKスペースが988台(同122.9%)、デリカD:2が390台(同237.8%)。主要車種のアウトランダーの販売減が大きいが、他車種は検討しているといえるだろう。

輸出出荷は、2016年4月以来7カ月連続で前年比減。主な市場ではアジアが1421台(前年比49.9%)と大きく落ち込んでいるが、欧州は1万4749台(同107.1%)、北米は6773台(同134.7%)と数字を伸ばした。

その一方、9月単月の数字と比較すると、総生産で約3000台のプラスとなったが、国内販売では約500台、輸出出荷では約2000台のマイナス。明るい兆しが見えてきてはいるものの、明確な回復傾向とはいえない状況だ。

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