【三菱】NMKVの軽自動車第2弾 充実装備のスーパーハイトワゴン「eKスペース」発売

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eKスペース(ゴールド)

2014年2月13日、三菱自動車は日産との共同開発、つまり合弁会社のNMKVが企画し、eKシリーズの第2弾となるスーパーハイトワゴンの新型軽自動車eKスペースを同日から発売すると発表した。

ハイトワゴンのeKワゴンをベースに開発されたeKスペースは、現在の軽乗用車の30%以上を占めるスーパーハイトワゴン市場のど真ん中に満を持して投入したモデルで、子育て主婦層をターゲットに絞り、求められる要素、充実装備を備えているのが特徴だ。軽自動車の限られたスペースを最大限に生かし、クラストップの室内高(1400mm)と室内長(2235mm)を実現したほか、軽自動車最長となる260㎜のリヤシートスライド(左右分割式)、室内の空気を循環させるクラス初のリヤサーキュレーター、リヤドアガラスのロールサンシェード採用などを備えている。

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eKスペース発表会に登壇した益子修社長。クルマはeKスペース カスタム
日常での使い勝手を重視したeKスペースのユーティリティを強調するデモ
日常での使い勝手を重視したeKスペースのユーティリティを強調するデモ
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eKスペースのパッケージング&サイズ

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電動スライドドア
ワンタッチ電動スライドドア

ラインアップは標準モデル、カスタムモデルに2グレードずつ、それぞれ2WDと4WDを設定。自然吸気エンジン搭載車(E、G、カスタムG)はエコカー減税で免税となる低燃費とキビキビとした走りを実現。さらにパナソニック製のアシストバッテリーを搭載し、減速エネルギー回生の効率を高めている。ターボエンジン搭載車(カスタムT)は、レスポンスよく、より力強い走りを実現している。

↓eKスペース
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↑パナソニック製ニッケル水素電池を使用したアシストバッテリー

エンジンは、狭角バルブ配置のシリンダヘッド、直打式バルブ駆動システムを持つDOHC・12バルブ・3気筒の3B20型を搭載。MIVEC(吸気側連続可変式バルブタイミング)を採用。吸気バルブの開閉タイミングを運転状態に応じて可変制御し、ポンピングロスを低減している。また、低バルブリフトからのタンブル流生成を促進するシュラウド燃焼室で燃焼を改善。低フリクションを狙いピストンの非対称スカート化や樹脂コート処理なども採用している。

自然吸気エンジンは49ps/59Nmで、9km/h以下でエンジンをストップするオートストップ&ゴー、アシストバッテリー付きの減速エネルギー回生システムも装備する。このシステムはパナソニック社の「12V エネルギー回生システム」で、メインの鉛電池と同じ電圧にしたニッケル水素電池を使用し、DC-DCコンバーターが必要ないことが特徴だ。減速時のオルタネーターで発生した電力をアシストバッテリーに蓄電し、電装品に供給することでオルタネーターの仕事量を減らし、燃費を向上させることができるわけだ。このアシストバッテリーは助手席床下に搭載されている。

ターボエンジンの出力は64ps/98Nm。ターボエンジンにはオートストップ&ゴー、アシストバッテリー付きの減速エネルギー回生システムは装備されない。

↓eKスペース カスタム
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トランスミッションはINVECS-Ⅲと名付けられる副変速機付きCVTで変速比幅7.28。キビキビとした加速性能と燃費性能の向上を両立させている。新変速制御ロジックの採用により、アクセル操作に対してエンジン回転と車速がリニアに追従し、CVT特有の滑り感を減少。気持ちの良い加速ができる動力性能を実現している。

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サスペンションはeKワゴンと共通だが、スーパーハイトワゴンのeKスペースために前後とも強化した専用チューニングとしている。ブレーキは2WD車のフロントはディスク、4WD車とターボ車はベンチレーテッドとしている。リヤは全車ドラム式だ。

装備では、廉価版のEグレード以外は、リヤビューモニター付きルームミラー、ASC(横滑り防止システム)、全席エアバッグ+サイドエアバッグ、リヤサーキュレーター、ロールサンシェードなどを標準装備してる。もちろん、リヤ席の折り畳みにより自転車の積載ができ、高い室内高を生かし、子供の車室内での立っての着替えができること、フロント席周りのUVカットガラスの採用、リヤ両側スライドドア(ワンタッチ電動スライド)、撥水シート生地など、スーパーハイトワゴンのメインユーザー層である子育て主婦層の要望をもれなく実現している。

eKスペース/eKスペース・カスタム諸元表

eKスペース eKスペース・カスタム価格表

 

三菱自動車公式サイト

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