三菱自動車は2023年7月31日、第30回インドネシア国際オートショーにおいて、新型コンパクトSUVを世界初披露すると発表し、それに先立ちその外観デザインを初公開した。
この新型コンパクトSUVはミツビシ・モータース・クラマ・ユダ・インドネシア(所在地:西ジャワ州ブカシ県)で生産し、2023年11月から販売を開始する予定だ。
今回のモーターショーでは、新型コンパクトSUVとともに、軽EV「eKクロス EV」を海外初披露するほか、インドネシアで現地生産予定のワンボックスタイプの軽商用EV「ミニキャブ・ミーブ」を参考出品し、インドネシアで販売するクロスオーバーMPV「エクスパンダー」、「エクスパンダー クロス」、ミッドサイズSUV「パジェロスポーツ」も出展する。
また、三菱自動車ブースでは、今回の新型コンパクトSUVで初搭載となるヤマハと共同開発したオーディオシステム「ダイナミックサウンドヤマハプレミアム」も試聴できる専用のコーナーを設置。新型コンパクトSUVの車内で、輪郭のはっきりとした中高音や躍動感のある低音を実際に体感することができる。
今回初披露される新型コンパクトSUVは、「Silky & Solid」をコンセプトに、優雅さと堅牢性を融合させたスタイリッシュで力強い本格的なSUVデザインとし、アセアンの都会からアウトドアまで圧倒的な存在感を発揮するスタイリングとしている。
ボディ上部はフロントのスリーダイヤからサイド、リヤへと流れるように繋がるスリークなサーフェイスとフローティングルーフによって、シルクのように滑らかな軽やかさを表現。
ボディ下部はクラストップレベルとなる222mmの最低地上高、18インチのホイールと大径タイヤによって悪路走破性を確保しながら、アスリートの敏捷性を表現する筋肉質なフェンダーフレアとすることで、SUVらしいソリッドで力強いプロポーションとしている。
フロントはデザインコンセプトに合わせて「ダイナミックシールド」を進化。パワートレインのパフォーマンスを象徴するフロントグリルを左右バンパーでプロテクトする造形を立体的に一体化させることで、奥行き感のあるスポーティなフロントフェイスに仕上げている。
LEDデイタイムランニングランプは、L字型とスリット状の造形を組み合わせてT字型に発光させ、遠くからでもひと目で三菱車と分かるアイコニックなデザインとし、ワイド感のあるスタンスを強調。
ボディサイドは彫刻的な前後フェンダーフレアやキャラクターラインによって、張りのある立体的な面構成にメリハリをつけ、SUVの逞しさや躍動感を表現。リヤもフロントと同様にT字型のLEDテールランプを採用し、ワイドで安定感のあるデザインを実現している。