三菱は2019年4月9日、4月16日〜25日まで中国・上海で開催される第18回上海国際モーターショーに 「Urban Ambitious Life(アーバン・アンビシャス・ライフ)」 をテーマに、広汽三菱汽車有限公司と共同でコンセプトカー「e-Yi CONCEPT」などを出展する。
ブースでは、電動化技術、4WD技術、そして先進運転支援(ADAS)技術やコネクテッドカー技術などを備えた次世代クロスオーバーSUVのコンセプトカー「e-Yi CONCEPT(イーイーコンセプト)」をアジア初披露するほか、中国現地生産車である「エクリプス クロス」、「アウトランダー」を出展する。
「e-Yi CONCEPT」は、ツインモーター4WDのプラグインハイブリッドで、電気とガソリンで走るPHEVならではの長い航続距離と、どんな気象条件や路面状況でも安心してドライブできる走行性能や耐久性を併せ持っている。また3列シートの採用により、多人数乗車と多彩な収納を両立させている。
エンジンは2.4LのPHEV専用ガソリンエンジンを搭載し、シリーズ走行モードにおける発電では、高出力ジェネレーターによる高効率の回生を行なう。余裕のある排気量、優れた熱効率により、静粛性や燃費性能を向上。これらPHEVシステム自体の高効率化に加え、ラジエター部ではグリルシャッターによる空気抵抗の低減など、きめ細かい低燃費化技術を採用している。EV航続距離は70km以上(WLTP)、満充電・燃料満タンの状態からの総航続距離は700km以上(WLTP)となっている。
また、現地の広汽三菱ブランドとして、2018年発売を開始した電動車SUV「祺智(チーツー)EV」と「祺智(チーツー)PHEV」の2台を出展する。