三菱は2018年3月29日、2月の生産・販売・輸出実績を発表した。
2月の国内生産台数は60,108台。前年比は109.0%で、ここ2カ月は100%を割っていた数字が持ち直したような格好となっている。しかし2017年4月からの年度累計が111.1%であることを考えると、こうした多少の増減は、順調な推移の中での揺らぎと見ていいのだろう。
海外生産は62,392台で、これも前年比は132.3%と好調。年度累計も、610,439台は前年比124.7%で、4カ月連続の前年比増となった。
好調の原因は、アジアでの生産が増えていることにあり、中国が10,178台で前年比118.8%、タイが34,118台で同113.3%。アジア全体では前年比129.8%となる60,527台を生産している。また国内外を合わせた総生産では、2月実績の122,500台は前年比で119.8%となった。
2月の国内販売台数は、登録車が3,615台で前年比122.0%、軽自動車が5,781台で同122.7%だった。いずれも120%を超える前年比を記録している。
登録車の販売台数を牽引しているのはやはりデリカD:5で、2月の販売台数1,351台は前年比で147.7%。アウトランダーPHEVも576台で前年比125.5%という堅調ぶりだ。また2月はアウトランダーも288台が販売され、これは前年比では626.1%に相当する。
軽自動車では相変わらずeKワゴン・eKカスタムが売上頭となっていて、前年比171.2%にあたる3,532台を販売した。eKスペースも1,154台とそれに続く台数を売り上げてはいるが、こちらは前年比79.9%とやや勢いが落ちた感がある。
輸出出荷に関しては、2月は4万台を超える42,025台となっていて、前年比129.7%は4カ月連続での増加。欧州向けが14,181台で、前年比173.1%と大きく伸びているのが目立つ。アジア向けも971台が出荷され、前年比は188.2%となった。