マツダ ロードスターサンタが横浜にやってきた2023

今年もこのシーズンがやってきた。2023年12月10日、横浜のみなとみらいで開催された「ロードスター横浜&東京サンタドライブ2023」。

このイベントはロードスターを愛する人々の全国組織「RCOJ(ロードスタークラブオブジャパン)」の主催で行なわれ、今回で15回目を迎える。

東京都ひとり親家庭福祉協議会と横浜市母子寡婦福祉会と連携し、ひとり親の親子さんを招待してクリスマス仕様のロードスターに乗ってもらい、サンタクロースと一緒にオープンカーでのドライブを楽しんでもらおうという企画だ。

サンタクロースが運転するロードスターは全国から40台が大集合。
関東近郊を始め、福島や広島からもRCOJの有志メンバーが駆けつけた。
基本的にはボランティアでクルマの装飾はもちろん手作り。

RCOJには18歳の女子高生から~88歳のレジェンドまで幅広いメンバーが在籍

今回初参加だったRCOJメンバーの宮﨑さんは25年前にNAを所有していたが、諸事情で他のクルマに乗り換えたものの「またNAに乗りたい!」とい想いが募り、7年前に現在の愛車と出会って再びNAオーナーに。

復刻された初代ロードスターの新車装着タイヤ「SF325」に履き替えたそうです

そんな宮﨑さんの助手席に筆者も同乗させていただいた。
今回もみなとみらいにあるパシフィコ横浜の円形広場を出発して横浜赤レンガ倉庫や山下公園、横浜中華街周辺を巡りみなとみらいに戻るコース。これぞThe 横浜といったロケーションが広がっていたが、何よりも周辺にいる通行人や観光客からアツい眼差しで手を振られ、我々も笑顔で手を振り返すというコミュニケーションが色々な人をハッピーにさせていることをリアルに体感。
うっかり私服のままサンタ帽も着用せずに乗ってしまった自分が悔やまれた。

オーディオなども純正パーツに戻しつつオリジナルパーツも製作されている宮﨑さん

みんなが笑顔になる

会場には続々と参加者親子が集まり、ロードスターのぬり絵やプラ板のキーホルダー作り、ペーパークラフトなどのワークショップも楽しんでいた。

そして、約200名の親子がクリスマス仕様のロードスターの助手席に乗りドライブがスタート。もちろん運転手はサンタクロースやトナカイたち。ドライブから戻ってきた参加者に感想を聞いてみた。

港区から参加の八木さん親子とドライバーのトナカイさん

八木瑞貴くん(10)
「いろんな道を通れて楽しかったです。手振ったりして、そしたら手を振り返してくれたりとか、色々なことしてくれました」
お母さま
「すごく楽しく、街中をドライブするという経験もやはり母子家庭だとできないので楽しかったですね。貴重な経験させてもらいました。ありがとうございました」

直人くんは観光客からオレオの差し入れをゲット!

小原直人くん(10)
「速くて楽しかった。いっぱい人いて手を振れたからよかったです。あと、手を振ったらお菓子のオレオをもらいました。将来は空飛ぶクルマに乗りたい!」

お母さま
「本当に天気が良くて、初めてオープンカーに乗らせてもらって本当に楽しかったです。気持ちよかったですね」

RCOJ代表の水落さんは会場でスムーズな進行に全力を注いでいる

このイベントを主催しているRCOJ代表の水落正典さんは「我々ドライバー側も楽しめて、一緒に乗ってくれる親御さんもお子さんも笑顔になってもらえれば。走ることによって街の人も手を振ってくれて笑顔になって、もうずっと続けたいなと思ってやってきてます」と想いを語ってくれた。

今年も参加された親子やRCOJメンバーの皆さんが「笑顔」でこのイベントを楽しんでいるのが印象的だったのはもちろん、帰路でたまたま聞こえてきた「今日来れてよかったね」という楽しげな会話が、ロードスターサンタドライブを象徴していたように思う。

どこかの街でロードスターサンタを見かけたらきっとハッピーに。
横浜の他には札幌や広島で実施されており、来年からは熊本での開催も予定されている。

RCOJ(ロードスタークラブオブジャパン):https://www.open-inc.co.jp/rcoj/

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