FCAジャパンは2015年10月28日、東京モーターショー2015でアルファロメオのミッドシップ・オープンカーの「4Cスパイダー」を発表。2015年11月21日から全国のアルファロメオ正規ディーラーで販売を開始する。
4Cスパイダーは、2014年に国内導入された「4C」のオープントップモデルで、脱着可能なソフトトップを備えるのが最大の特徴。そのソフトトップは、専用バッグに収納して、トランクに格納することが可能となっている。
オープン化に伴い、シャシーやフレームなどにカーボンファイバーや軽量アルミニウムを採用することで、高剛性と軽量化を両立。フロントウインドウのフレームがカーボンファイバー製に変更されているが、これはオープン化による強度不足を防ぎつつ、軽量&低重心を維持するため。このような結果、車両重量は4Cからわずか10kg増の1060kgに抑えられた。
その一方、リヤのボディデザインは4Cスパイダー独自のものとなり、エンジンフード兼テールゲートは3つのエアアウトレットとエアロフォルムに整形されたスポイラーを持つものとなった。また、コクピット背後部に備わるブラックのロールバーも、4Cスパイダーを象徴するアイコンのひとつだ。
搭載されるアルミニウム製4気筒1750CC直噴ターボエンジンのスペック(最高出力240ps/最大トルク350Nm)は、4Cと同じ。だが、6速乾式デュアルクラッチオートマチックの「Alfa TCT」は、4Cスパイダー専用チューンが施され、よりスポーティに設定されている。
このほか、4Cスパイダーでは新デザインのバイキセノンヘッドライトが採用されたほか、前17インチ、後18インチのアルミホイールも新デザインに変更。加えて、ボディカラーに新色のプロトタイプ・イエローを追加している。
■価格
4Cスパイダー:861万8400円