2016年10月14日、マツダはデミオを改良し、特別仕様車「Tailored Brown(テーラードブラウン)」とともに11月17日から発売すると発表した。
2014年9月に発売されたデミオは2015年12月に一部改良を行っており、今回が2回目の商品改良となる。現在のマツダはマイナーチェンジ、年次改良制ではなく不定期の商品改良を行なう方式のため、今回もマイナーチェンジという言い方はしない。
今回の商品改良は「G-Vectoring Control(G-ベクタリングコントロール)」や、カラー化されたアクティブ・ドライビング・ディスプレイ、夜間での視認性を高める11個のLEDマトリクスを使用したアダプティブLEDヘッドライト(ALH)など装備の充実化、エクステリア、インテリアのデザイン変更、シャシーの改良などを行なっている。
1.5ディーゼルはナチュラルサウンド・スムーザーに加え、新たにノック音の発生そのものを抑制するナチュラルサウンド周波数コントロールを追加採用してディーゼル音を低減。
アクティブ・ドライビング・ディスプレイはカラー表示とし、上部に走行環境情報を、下部に車両情報を集約・区分。高輝度、高コントラストで視認性を大幅に向上(「13S Touring」、「13S Touring L Package」、「XD Touring」、「XD Touring L Package」に標準装備)
自動的に照射・配光するアダプティブLEDヘッドライト(ALH)をセーフティパッケージ・オプションとして設定(「13C」、「13S」のオーディオレス車、「XD」のオーディオレス車、「15MB」以外の車種に適用)
シャシーはブッシュ類、ダンパーの減衰力のチューニングを見直し、乗り心地の向上を図っている。
運転支援システムは、自動緊急ブレーキ、約30~100km/hの範囲で自動追従走行するレーダークルーズコントロール(MRCC)、後退時の衝突被害軽減をサポートする機能(SCBS R)を追加し、メーカーセットオプション「セーフティクルーズパッケージ」として「13S Touring」、「13S Touring L Package」、「XD Touring」、「XD Touring L Package」に設定。
ボディカラーは全11色となり、マシーングレープレミアムメタリック、ディープクリムゾンマイカ、エターナルブルーマイカ、ソニックシルバーメタリックなど新色を追加している。
インテリアは、「13S Touring L Package」、「XD Touring L Package」の白革内装をオフホワイトからピュアホワイトに変更。また「13S Touring L Package」、「XD Touring L Package」に黒革内装を新設定している。
■特別仕様車「Tailored Brown(テイラードブラウン)」
新たに加わった特別仕様車「Tailored Brown(テイラードブラウン)」は、「XD Touring」、「13S Touring」のAT車をベースに設定されている。
車名通りライトブラウンの専用インテリアとされ、ライトブラウン&ブラックを基本に、キルティング加工を施したスエード調人工皮革のシートを採用している。