この記事は2018年12月に有料配信したものを無料公開したものです。
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2018年11月27日にロサンゼルス・モーターショー2018の前夜イベントで、マツダは新型「マツダ3」を初公開した。マツダ3の名称はこれまで海外で使用してきた車名で、日本では「アクセラ」の名称だったが、この新型からは日本でも「マツダ3」と改称する。
第2世代商品の先駆け
LAショーではマツダ3(北米仕様)のアンベールで、セダンとハッチバックが並べられた。ハッチバックは北米市場ではマーケットが小さく、メインはセダンである。アメリカだけでなく世界一の大市場である中国でもセダンがメインで、ハッチバックはヨーロッパ、日本などがターゲットになのだ。
マツダがすでに予告していたように、このマツダ3がスカイアクティブ・テクノロジーの第2世代のトップバッターだ。マツダにとってはCX-5とマツダ3がグローバル販売の2本柱であり、そのマツダ3が次世代技術を投入する第1号となるわけだ。マツダは中期経営計画の「構造改革ステージ2」を展開し、ブランド価値訴求による正価販売の推進、車両残価の改善、グローバルでの販売力の強化、アメリカをはじめとする販売ネットワーク改革を行なってきたが、グローバルでの販売競争激化により1台当たりの収益が低下し、主に米国市場での販売台数と収益が目標に到達できなかった。
したがって、2019年〜2022年の4年間は本格的な成長への足場固めの時期とされ、以前から開発が進められていた第2世代のテクノロジー導入、魂動デザインの第2ステージへの移行、そしてプレミアム・ブランドへの移行のためにスモール商品群とラージ商品群というふたつの商品構成を展開する計画だ。
スモール商品群は、日本、メキシコと、2021年に稼働開始予定のアメリカ工場で生産される計画で、そのスモール商品群の先頭に立つのがマツダ3となる。この新型車に合わせて世界各地域の販売店では次世代ブランド店舗を展開することも予定されている。