マツダ EVの国内モデルもテスラのNACS規格を採用

マツダは2025年5月9日、2027年以降に日本国内で販売するバッテリーEVの充電ポートに北米充電規格(NACS:North American Charging Standard)を採用することをテスラ社と合意したと発表した。

マツダはすでに2024年1月に北米で販売するEVモデルの充電ポートに、アメリカで標準化されたNACS(テスラ)規格を採用することを発表している。他の自動車メーカーも2025年以降の北米向けEVの充電ポートはNACS規格へと切り替えることになっている。

マツダの今回の採用は、充電時のユーザーの選択肢を増やし、利便性を高めることを目的としているという。NACS規格の採用により、マツダのEVオーナーは、テスラが日本でも展開する「スーパーチャージャー」(高出力急速充電設備)の利用が可能となる。

現状ではテスラの「スーパーチャージャー」は250kWの出力で、EV側がこれに対応すれば15分間の充電で走行距離250km分を充電することができる。日本の高速道路SAなどでの最新急速充電器は最大150kWだが、2個口のため2台が同時に使用すると最高90kW出力に低下する。これに比べるとテスラ方式は圧倒的高性能と言える。

なお、NACS規格に変更後もアダプターを使用することでCHAdeMO充電規格も利用できる。

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