マツダは2023年3月29日、CO2ニュートラルの燃料の研究を行なっている「次世代グリーンCO2燃料技術研究組合」に参画すると発表した。これにより、当初から参画しているトヨタ、スズキ、スバル、ダイハツに続く5社目の自動車メーカーとなる。
次世代グリーンCO2燃料技術研究組合は、2022年7月にエネオス、トヨタ、スズキ、スバル、ダイハツ、豊田通商の6社で設立され、カーボンニュートラルな燃料の研究を行なう機関だ。ここで研究対象となるCO2ニュートラルの燃料は、再生可能エネルギー由来の電力を基にした水素やe-フュエル、植物の光合成によりCO2を削減できるバイオエタノール燃料などが含まれるが、主な研究対象は植物由来のバイオエタノールと、その製造時に発生するCO2の活用などである。
マツダの技術研究の山下洋幸首席研究員のコメント
「次世代グリーンCO2燃料技術研究組合からお声かけいただき大変光栄です。本研究組合の下で各社とともにバイオエタノール燃料の製造技術などの研究開発を推進し、CN社会実現に向けた有力な選択肢であるCN燃料の可能性拡大に尽力してまいります」