2014年7月31日、マツダは、オリジナリティのあるブランドを強調した新しいコンセプト、デザインとなる新世代の販売店を順次展開することを発表した。
7月31日に竣工した東北マツダ・長町店(宮城県仙台市)、8月2日にオープン予定の神戸マツダ・灘店(兵庫県神戸市)と福島マツダ・太平寺店(福島県福島市)をはじめとする新世代店舗を、国内市場におけるマツダブランドの発信・体験拠点として行くという。
これらの新世代店舗は、マツダのデザイン本部が監修し、「マツダらしさ:心がときめく」店舗デザイン、「マツダのクルマの魅力が引き立つ」新車ショールーム、「絆が強まる」店舗ゾーニングという3つの価値提供と、「品格あるたたずまい」、「惹きつける力」、「クルマを美しく魅せる」、「居心地のよいしつらえ」という4つの店舗デザインコンセプトを規定したガイドに基づいた販売店舗作りを行なったものだ。
モノトーンとシルバーで配色された内外装に、黒を基調とした専用のファシリティサインやウッドを用いたアクセントにより、品格・質の高さと温かみが調和された居心地の良い空間としている。またショールームは、走行シーンをイメージさせる車両展示と商品の美しさを際立たせる照明やインテリア家具により、気持ちの良い走りやエモーショナルなデザインなどマツダ車の魅力を引き出す演出が採用されている。
こうしたメーカー本社のデザイン部が統括する販売店のコンセプト&デザイン戦略は、ヨーロッパの自動車メーカーではグローバルに徹底されているが、マツダも同様の手法を採用し、今後はグローバルに展開することと思われる。