マツダとフィアットグループオートモービルズは、2012年5月23日に合同発表した【マツダがアルファロメオ車を生産する協業】に関して、2013年1月18日に正式に事業契約を締結したことを明らかにした。これに伴って、マツダは2015年よりフィアット傘下のアルファロメオ向けのオープン2シータースポーツカーをマツダの本社工場で生産することが正式に決まった。
アルファロメオ向けの新商品は、グローバル市場をターゲットとして、次期マツダロードスター（海外名：Mazda MX-5）のFRアーキテクチャー/プラットフォームをベースに開発される。今回の合意により、マツダとフィアットはそれぞれ独自のデザインでブランドを代表するFRアーキテクチャーの2シーターオープンカーを導入することになる。
また、それぞれの商品は独自のエンジンを搭載するとしている。本サイト既報の通り、マツダロードスターにはスカイアクティブ・エンジン、アルファロメオ・スパイダーにはマルチエア・エンジンが搭載されることは確実と見られる。
マツダは今回の契約締結により、オープン2シータースポーツカーの開発及び生産効率の向上を目指すと同時に、フィアットとの協業によって、このセグメントの活性化への貢献も期待すると表明した。
一方でフィアットは、今回の協力関係によって伝統あるアルファロメオの2シーターオープンカーに最新技術が導入されるとともに、同ブランドがすでに公表している2016年の目標達成を促進できるとした。
