
マツダは2012年10月25日、軽自動車の新型「フレア」、「フレア カスタムスタイル」を発表・発売した。フレアはご承知のようにスズキのワゴンRと同スティングレーのOEM生産モデルで、9月6日にワゴンRがフルモデルチェンジを受けたことに対応したものだ。なお従来型では「AZワゴン」とネーミングされていたが、今回より新名称となっている。

新型車の最大の特徴は軽自動車初の3つの省エネ技術を採用して、優れた燃費性能を実現していることだ。その3技術とは、減速エネルギー回生技術の「エネチャージ」と、ブレーキを踏んで13km/h以下に減速するとエンジンを自動停止する「アイドリングストップシステム」、さらにアイドリングストップ時の室温上昇を抑える「エコクール」だ。これにより、新型のフレアと同カスタムスタイルは、全車がエコカー減税の免税対象モデルとなっている。


バリエーションはフレアとカスタムスタイルが各2グレードずつの計4グレード。エンジンはワゴンRと同様の新世代R06A型直列3気筒DOHCで、フレア全車とカスタムスタイルのXSがNA仕様、カスタムスタイルのXTのみターボ仕様が搭載されている。トランスミッションは全車が無段変速機のCVTとの組み合わせで、カスタムスタイルXTは7速マニュアルモード付き。全グレードで2WDと4WDの選択が可能だ。