マツダは2012年6月28日、「マツダ アクセラ」の一部改良を行うとともに、特別仕様車「アクセラスポーツ 20S-SKYACTIV アドバンスドスタイル」を設定。全国の販売会社を通じて同日より発売した。今回の改良では高効率の直噴ガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.0」搭載車の燃料制御プログラムの見直しにより燃費性能を向上。そのため、一部車種では自動車取得税と重量税が75%減税となるレベルに適合となった。
今回設定された特別仕様車「20S-SKYACTIV アドバンスドスタイル」は、アクセラスポーツの20S-SKYACTIVをベースに、本革シートや本革巻パーキングブレーキレバー、運転席8Wayパワーシート、クルーズコントロールを特別装備。また遮音ガラスの採用や防音材の追加などで静粛性を高めて、走りのクオリティを向上させている。さらに240km/hスケールのスピードメーターやマツダスピードアクセラと同形状の大型ルーフスポイラーなど、スポーティな装備を採用している。
また安全装備も充実させており、ステアリングの舵角や車速に応じてヘッドランプを自動的に進行方向へ向けるAFS(アダプティブ・フロントライティング・システム)や、高速道路でのレーンチェンジの際に、後方から接近する車を検知して警戒を促すリヤビークル・モニタリングシステムなどを備えている。消費税を含むメーカー希望小売価格は238万円で、これはベース車に対して23万円プラスという設定になっている。
次に今回の改良で、75%減税となるレベルに適合したのが、アクセラスポーツの「20C-SKYACTIV」と「20S-SKYACTIV」の15インチタイヤ装着車だ。以下の表にもあるように、JC08モードで17.4km/Lの燃費性能を実現し、エコカー減税により自動車取得税と重量税が75%減税となる。
同時に今回は15インチタイヤを選択できるグレードを増やして、ユーザーの選択肢を拡大している。 なおアクセラのシリーズを通して、アルミホイールのセンターキャップを従来のシルバーから黒色に変更するなど、内外装の仕様の一部変更されている。
また、高出力のMZR2.3L直噴ターボエンジン搭載機種である「マツダスピードアクセラ」は新たに18インチアルミホイールとリヤバンパー下部をガンメタリック色で塗装し、ルーフスポイラーの下段部を黒色に変更。またシャークフィンアンテナや黒色塗装ドアミラーを採用するなど、精悍さを増したデザインとなっている。
消費税を含むメーカー希望小売価格は以下の通り。月間販売台数については今回発表はなかったが、昨年同様の2000台を計画しているものと思われる。