2013年3月5日から開幕する第83回ジュネーブ国際モーターショーの出展車に関するニュースが早くも飛び込んできた。2013年2月1日、トヨタ・ヨーロッパはジュネーブモーターショーに、ワールドプレミアとなる「トヨタFT86オープン・コンセプト」、「i-ROADコンセプト」、「オーリス・ツーリングスポーツ」とヨーロッパで初披露となる新型「RAV4」を出展すると発表した。
「FT86オープン・コンセプト」は、GT86のバリエーションの可能性を示すモデルだ。今後の可能性や市場での反応を見るためと、GT86の新たなドライビングの楽しさをデモンストレーションするためのモデルとされている。
86はもともとペリメーターフレーム的なプラットフォーム構造を採用しているため、オープン化する際にもAピラー、Cピラーなどに最小限の変更を加えることで実現できるはずだ。案外近いうちに実現する可能性が高い。
「i-ROADコンセプト」は、都市部でのパーソナル・コミューター的であり、運転の楽しさを両立させる2座席のEVだ。画像からはサイクルフェンダーを備えた細い前輪が見え、VW・NILSに近い存在だろう。
「オーリス・ツーリングスポーツ」はハッチバックのオーリス・ハイブリッドのワゴン仕様で、イメージ的にはカローラ・フィールダーのヨーロッパ版だ。ジュネーブでは詳細なディテール、性能、価格が発表されるが大きなラゲッジスペースと、ハイブリッドによる低燃費がアピールポイントとなる。
新型「RAV4」は、すでにアメリカではデビューしているが、ヨーロッパではジュネーブで初披露となる。4代目のRAV4は、ファミリーユースを重視した設計と、トヨタの新しいキーンルック・デザインを採用している。
またレクサスは、ヨーロッパで初披露となる新型IS 300h、LF-LCコンセプトカーがメインとなる。