2011年12月22日、トヨタは2012年1月9日から米国・デトロイトで開催される北米国際自動車ショー(デトロイトショー)に、レクサス・ブランドのプレミアムクーペ・コンセプト「LF-LC」を出展すると発表した。LF-LCは大型クーペで、セダンのLS600hのクーペ版と考えられるが、トヨタとしては今後の方向性を見極めるデザイン・スタディモデルで、ハイブリッド・ドライブによる先進性と優れた走行性能を兼ね備えた次世代スポーツクーペとしている。
想像できるLF-LCのターゲットはメルセデス・ベンツのSLだろう。パッケージングは2+2で、ロングノーズ&ショートデッキの大型クーペだ。パワートレインはハイブリッドと公表されているので、おそらくLS600hのユニットの発展型と考えられる。したがって発売時の車名はLC600hと推測できる。
出展車に装着されているタイヤは、スーパーハイパフォーマンスタイヤのコンチネンタル製フォースコンタクト。サイズは265/35R21で、ここからもハイパフォーマンスさを読み取ることができる。
今回はデザイン・コンセプトモデルの段階だが、およそ1年程度で市販モデルへの絞り込みも行われるはずだ。