ホンダは2021年12月2日、軽自動車「N-VAN」のCVTに不具合があるとしてリコールを届け出ました。
この不具合は市場からの284件の報告によるもの。無段変速機(CVT)の油圧制御プログラムが不適切なため、一定車速での走行時にアクセルの開閉を頻繁に繰り返す操作を行なうと、金属ベルトに亀裂が生じ破損することがあるというもの。
そのため、そのまま使用を続けると、発進、加速不良となり、最悪の場合は走行不能となる恐れがある。
対策は、該当車両の無段変速機の金属ベルト破損片の有無を点検し、破損片が確認された場合は無段変速機を良品と交換するとともに、無段変速機の油圧制御プログラムを対策プログラムに書き換えることになる。
破損片が確認されなかった場合は、無段変速機の油圧制御プログラムを対策プログラムに書き換え、故障検知プログラムを追加。追加後にシフトポジション表示灯が点滅し、当該不具合が確認された場合には、無段変速機を無償交換することになる。
該当車両は2018年6月~2020年9月の間に生産されたN-VANで、合計8万5390台。またこれ以外に交換用補修部品として出荷されたトランスミッション アッセンブリーとして6個がある。