2014年10月2日、ホンダは同日から開幕したパリ・モーターショーで、「シビック TYPE Rコンセプト」のワールドプレミアを行なうと同時にヨーロッパ市場向けの新型車、発売予定モデルを発表した。
ヨーロッパでのホンダのメイン車種である「シビック」シリーズのマイナーチェンジモデル「シビック5ドア」、「シビックツアラー」と「CR-V」のマイナーチェンジモデル、新型「HR-V(日本名:ヴェゼル)」、新型「ジャズ(日本名:フィット)」のヨーロッパ仕様のプロトタイプも出展した。小型SUVのHR-Vヨーロッパ仕様のプロトタイプは、1.5L直噴DOHC i-VTEエンジンを搭載し、2015年夏の発売予定だ。
新型ジャズ・プロトタイプは1.3LアトキンソンサイクルDOHC i-VTECエンジンを採用し、2015年夏の発売を予定している。CR-V、シビックはいずれもマイナーチェンジモデルだ。
ピュアスポーツモデル「シビック TYPE Rコンセプト」は、ヨーロッパで開発されているモデルで、2015年に欧州で発売を予定しているという。このシビック TYPE Rコンセプトは、最高出力280ps以上という2.0L直噴ターボエンジンを搭載し、6速MTと組み合わされる。
このクルマはよりスポーティーな走りのために「+R」モードを採用。運転席の「+R」ボタンを押すことで、エンジン設定が高レスポンスに切り替わり、より力強いトルク特性になる。また、アダプティブダンパーによサスペンションのダンパーセッティングもハードになる。
発売されるシビック TYPE Rは、ニュルブルクリンク北コースで市販FF車最速ラップタイムを狙って、ルノー・メガーヌR.S.トロフィーに挑戦すると言うから楽しみだ。