ホンダは、コンパクトセダンならではの扱いやすさと優れた燃費性能を備えた、5ナンバーセダン「グレイス」をマイナーチェンジし、先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」を採用。スポーティーなデザインに磨きをかけ、2017年7月7日に発売する。
新しいグレイスのエクステリアは、力強い印象のフロントグリルや、前後のバンパーデザインを変更することで、よりスポーティーで洗練されたデザインとしているのが特徴。HYBRID LX/EXには、インラインタイプのLEDヘッドライトも標準装備として採用された。
ボディーカラーは、新色としてブリリアントスポーティブルー・メタリックとルナシルバーメタリックを追加している。これにより設定色は全7色となり、幅広いバリエーションからの選択が可能になった。
インテリアにも見直しが行なわれ、全グレードでシート表皮が一新されている。またフロントマップランプやルームランプにLED採用車を設定するなど、装備変更は上質さにこだわった内容となっている。
パワートレインに関しては、「スポーツハイブリッド i-DCD」を採用したハイブリッド車の燃費性能がさらに向上した。FFのHYBRID DXとHYBRID LX・Honda SENSINGでは、国土交通省審査値のJC08モード燃費で34.8km/Lを達成。低燃費と走る楽しさを高次元で両立するスペックとなった。
快適装備の充実も行なわれた。Honda インターナビ装備車ではさらに便利さを追求。Apple CarPlayに対応するなど、スマートフォンと連動した新機能を追加しているのが新しい。
今回のマイナーチェンジで最も注目したい変更は、やはりホンダセンシング装備モデルが用意されたことだろう。ホンダセンシングは、誤発進抑制機能をはじめとした8つの機能を備えた先進の安全運転支援システム。グレイスでもその恩恵に与かれるようになったのは、非常に嬉しいことだ。
またオートハイビームが、新たに採用された点にも注目したい。夜間走行時は、専用のカメラが対向車や前走車を検知。ハイ/ロービームを自動で切り換えることで、ドライバーの良好な視界確保に貢献する。
新型グレイスの販売計画台数は、国内で月間1,000台を予定している。